好奇心

東京4年ぶりの大雪です。
雪化粧の東京も個人的には趣があるのですが。
しかしながら降雪から約一週間たちますが、未だに道路には雪が残っています。
交通混乱に災害並みのニュース、これぞ都心ならではといった感じで慣れませんね。
天災だけは、分からないものです。
天災といえば先日、1月17日阪神淡路大震災から23年経ちましたね。
思い起こすこと当時、私は10歳でした。
今でも、あの悪夢のような揺れは本当に忘れられません。
明け方、東の方からドドン。。と次第に近づいてくる足音。自宅前、着地と同時に家ごと宙に浮きました。
そして次の瞬間、ガシャガシャガシャ!左右に揺さぶられ、本棚や食器、テレビ等
全て倒れ割れる音が家中に響き渡りました。

幸い家族は無事でした。しかしながら薄暗く余震が続く中、
家族で車に乗込み、祖母の元へ向かう道中の車窓から見た景色は今でも覚えています。

大型電気ショップがお辞儀をするかのように前方へ傾き、見慣れたはずの建物が崩れ落ちており、
道路には、押し潰れた宝石店の商品であろう真珠や時計などの金品が沢山飛び散っていました。
それ見逃しに拾っている人も。
あの地獄絵図のような光景が今でもクッキリと脳裏に焼き付いています。

日常生活では忘れかけていた記憶も
当時の写真や映像が流れると、とたんに身の毛のよだつ感覚に心を鷲掴みにされ涙腺が緩むことも。
実際、僅かな地震の揺れにも身体が反応して、鳥肌が立つことは日常茶飯事ですから。苦笑
身体が一番覚えているみたいです。
よく言われる、人間は”経験したことから最も学ぶ”、という事は忘れるべからず、と生存本能が記憶しているからなんでしょう。

そんなこともあり、我が家には防災グッズが常備されており、万が一の集合場所も日頃から確認しています。
天災は予測できないものですから、この様な機会に振り返ってみるものいいのかもしれません。
さて、そんな2018年1月。

私は岡山県から始まりました。
鷲羽山で初日の出を拝み、吉備津神社で初詣。
倉敷美観地区を歩き、日本三名園の後楽園をお散歩してきました。
ここ5年程ですが、帰省ついでに他県に立ち寄るようにしています。

30歳を過ぎ、” 凝り固まらない思考を保ちたい ” という気持ちから
意識的にそう動いているのかもしれません。
今年も知らない事に触れ、感じ、柔らかい思考と新鮮と捉えられる感性を大切にし、
知らない事を知らない、そして知りたい、と自身の気持ちに実直でありたいと思います。
また、好奇心旺盛な人にもっと出会い、共に社会貢献のためになることを創造していきたいと思っております。

そして、今年はとっても好きな「お茶」を通して、皆さまにも喜んでいただける活動に力を注いで参りたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

 

長文お目通しありがとうございました。
石崎