暑中お見舞い申し上げます | 2017盛夏

炎昼、いかがお過ごしでしょうか。

海にビールに花火に、ハイキング。
夏の風物詩は盛りだくさんあって目移りしてしまいます、夏ですね。

毎年この時期になると、動き回りたくなってしまうのは太陽光で蓄電しているからでしょうか。

そんな先月、昔ながらの友人達と和歌山旅行に行ってきました。
友人のおすすめで、三県(和歌山県・三重県・奈良県)の県境となる大峡谷、瀞峡へ。
荘厳な岩壁を潤すように流れるコバルトブルー色の川が、アラサー4人の心も潤してくれたことは言うまでもないでしょう。
更には、本州の最南端、潮岬で潮風に吹かれながら、星空を眺め、10年前に着た同じ水着をまとい、全員で白良浜に乗り込む肝試し。
こんな乙女心を秘めたアラサー女子達が誰一人波にも攫われなかったことが不思議なくらいです。

さて、そんな夏を過ごしながらも…

先月、神戸の飲食店にて一部内装デザインに関わらせていただきました。

今回携わった内装場所は、御手洗い。
唯一独りになることのできる空間だと思います。

今回のポイントは、店内と一体感のある空間づくり。
リラックスできる壁色と室内に使う素材にこだわりました。

店内は明るく賑やかな雰囲気なので、良さを活かしつつも落ち着いた空間作りをテーマにしました。ポイントは以下3点。
①店内カウンターに使用している同じ杉の無垢材を使う。
②洗面台ボウルをガラス素材に。
③安堵感ある壁面と照明。

まず、同材料を使用することでコスト削減につながり、店舗内に統一感が生まれます。
また何といっても小さな空間なので少しでも広く魅せるために、
存在感のある洗面ボウルを白陶器ではなく硝子素材にして圧迫感を軽減しました。
そして、壁面は少しトーンを落としたグレージュ色の漆喰塗装にし、ダウンライトで安堵感をプラスしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こじんまりとした空間ながらも、薄暗い照明でホッできる個室空間になったかと思います。
今回、初めての内装デザインの取組みでしたが、モノをデザインするよりも空間をデザインする方が、選択の自由度が高いところや安全性の考慮を含めると、奥深い事だと考えさせられました。

 

その様な、今夏。
少しずつですが、我々も様々な経験を積ませてもらい、日々デザインと向きあっております。
どうぞ、2017の夏も皆さまにとって鮮やかな夏となりますよう、心からお祈り申し上げます。

長文お付き合い頂き、ありがとうございました*

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